【REPORT】ありがとうが伝わり繋がり広がった3日間-日日nova2周年感謝祭-

【REPORT】ありがとうが伝わり繋がり広がった3日間-日日nova2周年感謝祭-

「また1年、この場所で続けてこられた。」
そんな静かなよろこびと、大きな感謝を込めて、2025年7月21日(月・祝)、23日(水)、24日(木)の3日間、日日nova開館2周年の記念イベントを開催しました。

日置市日吉町の旧日吉(日置)小学校を活用して生まれた日日nova。

オープンから2年。たくさんの出会いと実験が重なりながら、地域とともに少しずつかたちを育ててきたこの場所が、またひとつ節目を迎えることができました。


祝祭の幕開けは、にぎやかで、あたたかくて

初日の7月21日は、感謝の気持ちを届ける「2周年感謝祭」。
当日は青空が広がり、校舎内外にマルシェや体験ブースがずらり。

小さな子どもからお年寄りまで、のべ500名程度が来場し、廃校が再び“まちのにぎわい”で満ちていくような光景が広がりました。

オープニングアクトとして、日日novaでいつも練習に励むダンススクールの子どもたちによるダンス発表が行われ、観客からは大きな拍手と声援が。
正門近くで、子どもたちのエネルギーがひとつになって踊る姿に、胸がじんとしました。

2階みんなのばでは、毎週体操教室を行うキッズジェネレーションの先生による無料体操教室も開催。

DAY2では、こちらも日日novaでダンススクールをしてくれている先生がブレイクダンス体験教室を開催。

「難しいけど、楽しい!」という声と笑顔が響きました。

また、カフェ側ではオープン前の時間を使って自分の身体を整えるピラティス&ストレッチのイベントが。

日日novaにいつも関わってくれる方による、身体を動かすイベントも敷地内のあちこちで開催されていました。

味わい、つながり、学びあう

食のブースも大盛況。キッチンカーが立ち並び、来場者の笑顔とともにいい香りが漂います。

コワーキングスペース内にも物販や美味しそうなお菓子、パン等がたくさん並び、大盛況。

DAY3ではピザ焼き体験も開催。

ピザ窯を使ったピザ焼き体験では、自分でトッピングをしたピザが焼き上がるたびに、歓声があがっていました。

カフェではいつも通りの美味しいごはんと、つるさねファームさんによる朝採れオクラの詰め放題を。

3日間、日常と非日常が交わる場所に

全日通して、入居者や地域の方向けのワークショップやセッションを開催。
一人ひとりが自分の関わり方を見つけながら、対話し、試し、つながっていく──そんな「日日novaらしい日常」が丁寧に流れていました。

入居企業である相談薬タマルバさんはDAY1で海辺の灯さんとのコラボイベント「自分の体質に合ったハーブボール作りワークショップ」、DAY2-3で「薬剤師体験ワークショップ」を実施。

薬剤師体験ワークショップでは、お菓子やカルピスを使った薬剤師体験が大好評!

薬を包装する本格的な機械に子ども達は大興奮で、喜んでくれる姿に未来の芽が見えるようでした。

小さなヤギ達とともに体をゆっくり動かす「ヤギヨガ」では、参加者の頬が自然にゆるみます。

木育きらりさんがたくさんの木のおもちゃを2Fのびのばに持ってくてくれて、普段触れないような珍しいおもちゃに子ども達は大興奮!

中庭では入居企業のクラウドパイプさんによる薪割体験とIESAUNAの展示が。

日日novaおなじみのTABIYOGAさんによるかき氷屋さんには、子ども達の行列が出来るほどの大盛況でした!

本田さんによる人力車も、ただ乗るだけじゃなく、お父さんが家族を引くみたいな利用者さんもいらっしゃって!

オープン当初からお世話になってるこばりん写真館さんも、キッズカメラマン体験教室を開催してくれました。

話すことは、誰かとつながること

校舎内では、日日novaの“これまで”と“これから”をテーマにしたトークイベントも実施。

関わる人たちの想いが言葉となって重なり合い、この場の未来をゆっくり照らしていました。

この場所と、この人たちと、これからも

2周年を迎えた日日nova。
この感謝祭は、単なるお祝いではなく、ここに集う人たちの「やってみたい」「面白そう」「一緒にやろう」が積み重なって生まれた時間でした。

イベントをつくってくれたのは、入居企業の皆さん、地域の方々、ボランティア、そして応援してくれるたくさんの人たち。
この場所に関わる人が、ただ“使う”のではなく、“共につくる”ことで、場所のぬくもりが生まれ、意味が重なっていく──そんなことを、改めて感じる3日間になりました。

日日novaは、まだまだ発展途上の場です。
でもだからこそ、未完成なまま、人と人が出会い、混ざり合い、動いていくことができる。
この3年目も、そんな場であり続けたいと、心から願っています。

これからも、日日novaをどうぞよろしくお願いします。